Q&A
汚泥(産業廃棄物)とはなんですか?リサイクル方法はどのようなものがあるのですか?
事業活動に伴って発生した汚泥は、廃棄物処理法で産業廃棄物と分類されます。また、一定の条件(重金属、有機塩素化合物等を一定濃度以上含む等)を満たすものは、特別管理産業廃棄物になる場合もあります。 汚泥は日本で排出される産業廃棄物の中で、その割合が最も多く、年間約1億7,611万トンで全体の43.6%を占めます(環境省発表の平成20年度実績より)。
汚泥の種類
汚泥の種類にも様々なものがあります。具体的には、以下のように説明されます。
- 工場廃水等の処理後に残る泥状のもの
- 各種製造業の製造工程において生ずる泥状のもの
※有機性及び無機性のもののすべてを含む ただ、実務上は廃触媒やドロドロになった軍手等を汚泥として排出しているケースもあります。廃棄物の分類について迷った場合は、行政に相談するのが良いでしょう。
有機性汚泥と無機性汚泥
汚泥は、有機性汚泥と無機性汚泥に大きく分けられます。 有機性汚泥の代表的なものとしては、以下が挙げられます。
- 活性汚泥法による処理後の汚泥
- パルプ廃液から生ずる汚泥
- ビルピット汚でい(し尿を含むものを除く) 等
無機性汚泥の代表的なものとしては、以下が挙げられます。
- 赤泥
- けい藻土かす
- 廃白土
- 浄水場の沈殿池より生ずる汚泥 等
(昭和46年10月25日通知「廃棄物の処理及び清掃に関する法律の運用に伴う留意事項について」より) 汚泥の再資源化には、その含有成分によって金属原料化、セメント原料化、コンポスト化等さまざまな方法があります。
例えば亜鉛、ニッケル、銅等を含む無機汚泥は、金属原料として再資源化することができ、処理コストを削減する一方、資源の有効利用にもなります。生産工程で投入される物質が変わると、汚泥の成分も変化するので、生産部門と連携しながらモニタリングしましょう。
処理会社によって、また同じ会社でも工場によって受け入れることのできる汚泥の成分や性状が異なります。遠方の会社に委託して運賃が高くなったとしても、トータルでコストを削減できることもあります(実際に、東日本から西日本の工場へ委託しているケースもあります)。もし一旦受け入れを断られても、いくつかの会社に問い合わせてみましょう。
アミタで再資源化できる汚泥は?
アミタグループでの取り扱いがあるのは以下のような汚泥です。
活性汚泥、洗車汚泥、製紙スラッジ、石灰スラッジ、中和処理汚泥、排水処理汚泥、カーボン汚泥、サンド汚泥、含鉄汚泥、浄水汚泥、下水汚泥、有機汚泥、エポキシ汚泥、メッキ中和汚泥(各種重金属含有)、酸洗汚泥、Niスラッジ、Cuスラッジ、脱水ケーキ、研磨汚泥、廃触媒 等 含油汚泥類としては、タンクスラッジ、廃白土、油性スカム、廃塗料、印刷インキかす、塗料排水汚泥、スラリー汚泥、石炭スラリー、原油スラッジ等の取り扱い実績があります。
上記にないものでも、日々再資源化の実績は増えていますので、お気軽にお問い合わせください。
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